今回のマケリスはリスキリングを実践する10のプロセスの⑤情報収集の仕組みづくりについて解説していきます。
前回は個人が実践するリスキリングを行う上で、リスキリングをこれから始めようという皆さんがどのようにして進めていくのか。を10のプロセスの全体観をご紹介した後に④キャリアプランニングについて解説させて頂きました。
#26 リスキリングを実践する10のプロセス ④キャリアプランニング
https://marketing-reskilling.com/reskilling10/
今回は第5回として⑤情報収集の仕組みづくりについて解説していきます。
プロセス⑤情報収集の仕組みづくり
情報収集の質や仕組みづくりが継続的なリスキリングを実現する鍵を握ります。
専門用語になるキャリアパス大まかに描くことができたら、
次は継続的な学習を支えるための情報収集の仕組みづくりが重要です。
情報収集が進み、デジタルリテラシーも向上してくると、キャリアプランニングでゆるく描いた計画に対しても見方が変わる可能性が出てきます。
新しい職業能力を発揮するには、才能の適性に加え、リスキリングする本人が積極的に向きあえる分野でないと長続きしません。
リスティングをしてしばらく向き合う可能性のある新しい仕事ですから、 実際に学習会してみたあとの自分の正直な気持ちと向き合って継続するか否かを決めると、いいと思います。
ここでは情報収集の具体的な方法を紹介したいと思います。
Googleアプリのレコメンデーション機能の利用
Googleアプリのディスカバー機能は、興味のある分野の情報収集にとても役立ちます。
Googleアプリのトップ画面の検索窓の下をスクロールすると、最新のニュースや記事が自動で、アップデートされる仕組みです。 これは、googleで検索した検索ワードに基づいて、自分好みのキーワードや動画をピックアップしてくれます。
あるデジタル分野のキーワードを検索する
例えばAIのことについて知りたいと思った時にWebデザインと検索をしてみます。そして、検索結果のトップページから優先的に記事を読み進めます。そうすることで、googleのレコメンデーション機能によって、Webデザインに興味があると認識され次第にGoogleアプリのトップにWebデザインに関する最新ニュースが表示されるようになります。
また、このgoogle検索などにフェイスブックやインスタグラムでそのキーワードに関連した Webセミナーの広告が表示される頻度も高くなってきます。
ディスクリングを進めていく上で良質なウェビナーの情報を発見するのに役立ちます。
Googleアラートを活用する。
Googleアートをうまく使うと。自分が知りたいキーワード最新情報がメールで届くようになります。
Googleアラートは自分が最新情報を知りたいキーワードが新しくウェブサイトやニュースに取り上げられると、登録した自分のメールアドレス宛にその記事などのリンクが送られてくる無料サービスです。最新ニュースやブログ、記事、動画などが送られてきます。
ブログなどを有効活用する
リスキリングを始めると、ブログを有効活用する機会が増えてくると思います。 特に自分が進めているリスキリング分野の最新の技術用語などを調べても難しくてよく理解できない場合など、わかりやすくブログで解説してくれるものなどが役立ちます。
また、海外の最新情報を日本語に翻訳してブログで発信してくださる方も、多く視野を広げるためにとても役立ちます。
一例ではnoteというサービスで、検索欄にキーワードを入れると、自分の興味のある分野について書かれている記事が一覧化されて表示されます。
いろいろな方のさまざまな見方や説明を読むと、徐々に理解が深まってきます。
気に入った 書き手の方をフォローしておくと、新しい記事がアップロードされると、優先的に表示されるようになり、継続的に興味のある分野の情報を、アップデートすることができるようになります。
日経電子版のマイニュース機能
日本経済、新聞のオンライン日経電子版のマイニュース機能を使って気になるキーワードを登録しておくと、そのキーワードを含む最新の新聞記事を知らせてくれます。
記事を読んだ際にクリップのマークを押して保存しておくと、時系列のデータベースになります。後からもう一度読み返した時にすぐ読むことができて便利です。
事業会社での情報収集のポイント
実際の事業会社で効率的に情報収集をするために必要なポイントは、 意識の高い人とコミュニティを作ることです。
事業会社は良くも悪くもモチベーションの高い人と低い人が二極化されやすく、モチベーションの高い人と一緒に居ることで良質な情報が早く手に入ります。
例えば中途採用で 会社にジョインした方は社外の有益な情報をたくさん持っているので。今までにない情報に出会えることが多くあります。
また、情報の共有をするための仕組みを作る上で必要なポイントとして 気軽に投稿できるような。 チャットグループを作っておくのも便利です。 例えば気になったツイートや業務で使えそうなPCのコマンドなどをみんなでシェア出来るようにしておくと便利です。
その際は自分が率先して投稿してみんなが投稿しやすい雰囲気を作ってあげることも重要になってきます。
以上、実際にリスキリングを実践する10のプロセス⑤情報収集の仕組みづくりについての説明でした。
次回のマケリスではリスキリングを実践する10のプロセスと⑥学習開始を具体的に解説していきます。
【出典紹介】
自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング 単行本 – 2022/9/30
【内容紹介】
本書は、現在注目されている「リスキリング」がわかる&実践できる本。これからリスキリングを実践しようとしている人だけでなく、リスキリングという言葉の意味やこれからのビジネストレンドを知りたい人、ならびにリスキリングを自社に導入したいと考えている企業担当者にも役立つ一冊です。