" />

業務効率化

#37 脳を20倍効率良く使う方法 デフォルトモードネットワーク

Kammy

大手事業会社のマーケティングコミュニケーション担当 副業でベンチャーのマーケティング支援もしています。

脳を20倍効率良く使う方法

今回のマケリスは業務効率化の中で、脳を20倍効率良く使う方法とはついて説明していきます。

リスキリングをするために時間を作ろうと思っても、普段の仕事が遅ければリスキリングをする時間を生み出すことは出来ません。当然そのためには与えられた業務時間の中で高いパフォーマンスを出すことによって、自分の時間を作り出すことが必要です。

ではそのために脳の潜在能力を最大限引き出して20倍脳を働かせる方法について説明していきたいと思います。

脳を20倍働かせるためにはデフォルトモードネットワークというものが必要になってくるのですが、まずはこちらが何なのか?ということについて説明していきたいと思います。


デフォルトモードネットワークとは?

今までの研究では、我々の脳は話をする、読書するといった、意識的な行動を行っているときだけ活動して、何もせずボンヤリしているときは、脳もまた休んでいると考えてきました。

ところがワシントン大学の研究によって驚くべき事実が判明しました。

安静状態の脳でこそ重要な活動が営まれていることがわかりました。

しかもこの脳の基底状態とも言える活動に費やされているエネルギーは意識的な行動に使う脳のエネルギーの20倍にも達することがわかりました。

この脳活動の中心となっているのがデフォルトモードネットワークと呼ばれる複数の脳領域から構成されるネットワークで、脳内の様々な神経活動を同調させる働きがあります。

では、なぜデフォルトモードネットワークは集中時の20倍も脳を使うことができるかというと、集中するときは脳の限られた部分のみが、中心に活動するといわれています。

それに対して、拡散状態では複数の領域にまたがって脳を使うことができるので、20倍も働かせることができるのです。

ただしでデフォルトモードネットワークだけでも駄目ということがわかっており、集中状態と拡散状態のそれぞれの役割があって集中状態では記憶を蓄える役割があり、拡散状態には情報の整理、記憶の検索の役割があります。つまり両方とも必要だということがわかっています。実際、2016年Neuroscienceに発表された研究によると集中状態と拡散状態のメリハリが激しいほど、よりよい認知パフォーマンスに繋がることがわかっています。

デフォルトモードネットワークの効果

創造性の向上

デフォルトモードネットワークは、内省や想像力に関与しています。仕事上の問題に取り組む際に、デフォルトモードネットワークを活性化させることで、創造的なアイデアや解決策が浮かびやすくなります。休息やリラックスの時間を取り入れ、自由な思考を促すことで、新たな視点やアプローチを見つけることができます。

洞察力の向上

デフォルトモードネットワークは、内的な思考や自己関連の処理に関与しています。内省的な時間を設けることで、自己の感情や動機付けに関する洞察が深まります。自己理解を高めることで、より的確な意思決定や他者との関係構築に役立ちます。

問題解決能力の向上

デフォルトモードネットワークは、将来の予測や社会的な情報処理にも関与しています。このネットワークを活性化させることで、将来の展望や課題に対して適切な戦略を立てることができます。また、他人の視点や意見を理解し、チームの問題解決に貢献する能力も高まります。

ワークライフバランスの改善

デフォルトモードネットワークは、静息状態や休息状態で活発になります。適度な休憩やリラックスの時間を設けることで、脳の回復やストレスの軽減につながります。これにより、ワークライフバランスが改善され、長期的なパフォーマンスの向上にも繋がるでしょう。

実際のデフォルトモードネットワークの使い方

最後にデフォルトモードネットワークの効果的な使い方について説明したいと思います。もう一度おさらいするとデフォルトモードネットワークとは空白の時間を作ることによって、記憶の検索、情報の整理を行ってくれる、すなわち記憶や情報を繋ぎ合わせるという重要な働きがあるので仕事中にこまめに休憩を挟むことによって、記憶の定着やアイディアの整理に繋がります。

あとは記憶の検索を行ってくれるため、例えばクリエイティブなアイディアを思い付いたり、記憶を呼び起こすときに使うことができます。

例えば、皆さん経験があるかと思いますが、なにかいいアイディア思いつかない、とか何か特定の事が思い出せないなというときにお風呂に入っていたり、散歩するときにふといいアイディア思いついたり、記憶を呼び起こしたりした経験ってあると思いますが、まさしくそれはデフォルトモードネットワークによる効果になります。

つまりいいアイディアを思い付きたいときは、集中するのではなくて散歩をしてみたり、お風呂に入ってぼーっとしてみたりするとアイディアをまとめたり情報を整理することができる確率は高まります。

筆者のおすすめ

筆者のおすすめは断然散歩をすることで、息が上がらない程度に散歩をしながら考えを整理したり、時には考えを口に出してみながらストレッチを行うことによって考えを整理しています。

このマケリスブログも企画構想をまとめるときは、大抵の場合散歩をしながらAppleWatchの音声文字起こしツールを使いながら文章を作成しています。

こうすることで思考を整理するときのルーティンとすることでいいアウトプットに繋げています。

というわけで皆さんもデフォルトモードネットワークを有効に使っていただきながら、普段の業務の効率を上げて頑張っていただけたらと思います。

-業務効率化
-, , , ,