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マーケティング

#7 企業Webサイトのマーケティング

Kammy

大手事業会社のマーケティングコミュニケーション担当 副業でベンチャーのマーケティング支援もしています。

Webサイトマーケティング

本日は企業のWebサイトについて話をしようと思います。

企業のWebサイトには様々な種類と目的があります。以下に一般的なWebサイトの種類とその目的、KPI(Key Performance Indicators、主要業績評価指標)に着目して説明します。

コーポレートWebサイト

企業全体の情報を提供し、ブランドのイメージや企業の価値を伝えることを目的としています。
企業の概要、歴史、経営方針、製品やサービスの紹介、投資家向け情報などが含まれます。
顧客や取引先、投資家など様々なステークホルダーに向けた情報を提供し、企業の信頼性や信用性を高める役割を果たします。

KPI

ユニークユーザー数:Webサイトを訪れた異なるユーザーの数を測定し、ブランドの露出や関心を評価します。

ページビュー数:Webサイト内のページの総閲覧数を測定し、コンテンツの興味度や閲覧の深さを評価します。

コンバージョン率:Webサイト訪問者のうち、特定の目標を達成した割合を測定し、顧客のエンゲージメントや関心の高さを評価します。例えば、お問い合わせフォームの送信、資料のダウンロード、ニュースレターの登録などが含まれます。

商品・サービスサイト

商品・サービスの詳細を説明することで、商品やサービスの特長やイメージ、顧客への価値を伝えるためのサイトです。
商品のスペックだけでなく、活用方法やメリット、購入場所の紹介や納入された事例の紹介など、
様々な情報を掲載することで顧客のベネフィットを明確にして、実際の購入に繋げていくことが求められます。

KPI

ページビュー数:Webサイト内のページの総閲覧数を測定し、コンテンツの興味度や閲覧の深さを評価します。

総ページ滞在時間:商品やサービスにどれだけ長く触れたかを測定し、顧客の認知・理解を評価します。

コンバージョン率:Webサイト訪問者のうち、特定の目標を達成した割合を測定し、顧客のエンゲージメントや関心の高さを評価します。例えば、お問い合わせフォームの送信、資料のダウンロード、ニュースレターの登録などが含まれます。

eコマースWebサイト

商品やサービスのオンライン販売を行うためのWebサイトで、顧客の購買を促進することが目的です。
商品やサービスの詳細情報や価格、購入手続きなどの機能を提供し、顧客の購買行動を促し、売上を拡大する役割を果たします。

KPI

売上高:オンラインでの商品やサービスの売上高を測定し、ビジネスの収益性を評価します。

注文数:オンラインでの注文数を測定し、需要の高さや売上の増加を評価します。

平均取引額:1つの注文あたりの平均取引額を測定し、顧客の購買傾向や売上の向上を評価します。

カート放棄率:ショッピングカートに商品を入れたが購入をやめた割合を測定し、顧客の購買意欲や売上の逸失を評価します。

キャンペーンWebサイト

企業が特定のキャンペーンやプロモーションを実施する際に、その目的に合った特別なWebサイトを作成することがあります。
例えば、新商品のローンチ、期間限定のセール、キャンペーンの応募やアンケートなどがあります。
キャンペーンの実施や参加を促し、顧客とのエンゲージメントを高める役割を果たします。

KPI

キャンペーンへの参加者数:キャンペーンに参加したユーザーの数を測定し、キャンペーンの関心度や参加率を評価します。

キャンペーンのシェア数:キャンペーンをSNSなどでシェアした回数を測定し、キャンペーンの拡散効果を評価します。

コンバージョン率:キャンペーン参加者のうち、特定の目標を達成した割合を測定し、キャンペーンの効果を評価します。例えば、商品の購入、アンケートの回答などが含まれます。

サポートWebサイト

顧客が商品やサービスを利用する際に、サポート情報を提供するためのWebサイトです。
FAQ(よくある質問)やお問い合わせフォーム、カスタマーサポートの連絡先などを掲載し、
顧客の問い合わせやトラブル解決をサポートする役割を果たします。

KPI

問い合わせ解決率:顧客からの問い合わせのうち、解決された割合を測定し、顧客満足度や問題解決の効果を評価します。

平均問い合わせ処理時間:顧客からの問い合わせに対する平均対応時間を測定し、迅速かつ効率的な問題解決の実施を評価します。

初回解決率:顧客からの問い合わせを初回の対応で解決できた割合を測定し、効率的な顧客サポートの実施を評価します。

問い合わせ数:サポートWebサイトに寄せられた問い合わせの総数を測定し、顧客のサポートニーズの大きさを評価します。

ブログやニュースWebサイト

企業の最新情報やトピックを発信するためのWebサイトで、ブログ記事やニュース記事を掲載します。
企業の最新情報やトピックについて発信し、顧客や読者の興味を引きつけ、ブランドの情報発信を促進する役割を果たします。

KPI

ページビュー数:Webサイトのページビューの総数を測定し、トラフィックの規模やサイトの人気を評価します。

セッション数:Webサイトへの訪問回数を測定し、ユーザーエンゲージメントの活性化を評価します。

コンテンツシェア数:記事やニュースの共有数を測定し、コンテンツのシェアビリティやソーシャルメディアでの影響力を評価します。

コンバージョン率:目的のアクション(例:記事の読了、メール登録、広告クリックなど)を達成するユーザーの割合を測定し、Webサイトの目的達成の効果を評価します。

SEOの指標:検索エンジン最適化(SEO)に関する指標(例:検索ランキング、検索エンジンからの流入数など)を測定し、検索エンジンでの可視性やアクセス数を評価します。

次回はこれらのWebサイトを運営する企業のWebディレクターのお話をします。次回もお楽しみに。

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