本日のマケリスでは、SEO対策の3回目としてユーザビリティの向上方法について述べていこうと思います。
マケリスの考えるSEO対策におけるユーザビリティの向上には、以下のステップがあります。
サイト速度の向上
ユーザーがサイトを開くのに時間がかかると、ユーザーはサイトを離れてしまう可能性が高くなります。サイト速度を向上させるためには、画像や動画の最適化、キャッシュの有効化、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の利用などが考えられます。
サイト速度を向上させるための具体的な方法ですが
画像の最適化
サイトの画像は、サイトの読み込み時間を増やす要因の1つです。画像を最適化することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。画像のサイズを減らす、ファイルサイズを圧縮する、WebP形式に変換するなどが最適化の方法です。
キャッシュの有効化
キャッシュを有効にすることで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。ブラウザがサイトを訪問した際に、サイトの情報を保存し、次回以降のアクセス時にその情報を再利用することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。
CDNの利用(コンテンツデリバリーネットワーク)
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。CDNは、世界中に分散したサーバーにコンテンツを配置し、ユーザーに近いサーバーからコンテンツを配信することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。
CSSやJavaScriptの最適化
CSSやJavaScriptを最適化することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。CSSやJavaScriptのコードを圧縮する、不要なコードを削除する、ファイルを結合するなどが最適化の方法です。
ホスティングサーバーの選択
ホスティングサーバーのパフォーマンスは、サイトの読み込み時間に影響を与えます。高速かつ信頼性の高いホスティングサービスを選択することで、サイトの読み込み時間を短縮することができます。
レスポンシブデザインの採用
スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスでサイトを閲覧することができるように、レスポンシブデザインを採用することが重要です。ユーザーが閲覧しやすいデザインを提供することで、滞りなくサイトを閲覧できるようになります。
レスポンシブデザインを採用するための具体的な方法を下記に記します。
メディアクエリを使用する
メディアクエリは、ブラウザの幅に応じてスタイルを変更するためのCSSのテクニックです。レスポンシブデザインを採用する場合、メディアクエリを使用して、スマートフォンやタブレットなど、異なる画面サイズのデバイスに合わせたスタイルを適用することが重要です。
フレキシブルなレイアウトを採用する
レスポンシブデザインでは、フレキシブルなレイアウトを採用することが重要です。例えば、幅が100%のコンテナを使用して、デバイスの幅に合わせて自動的に調整されるようにするなどがあります。
モバイルファーストデザインを採用する
レスポンシブデザインを採用する場合、モバイルファーストデザインを採用することが重要です。モバイルファーストデザインは、モバイル端末を優先し、コンテンツや機能をシンプルにすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる方法です。
ナビゲーションの改善
サイト内のナビゲーションを改善することで、ユーザーはサイト内をスムーズに移動することができます。ナビゲーションをシンプルにする、サイト内のページの階層構造を明確にする、関連性の高いコンテンツをリンクするなどの方法が考えられます。
ナビゲーションの改善をするための方法には下記があります。
シンプルで分かりやすい構成にする
ナビゲーションメニューの構成をシンプルで分かりやすくすることが重要です。不要な項目やリンクを削除し、必要な項目に限定することで、ユーザーが迷うことなく目的のページにたどり着けるようになります。
メインメニューとサブメニューを明確にする
ナビゲーションメニューをメインメニューとサブメニューに分け、ユーザーが必要な情報を素早く見つけられるようにします。メインメニューには、サイトの主要なセクションを配置し、サブメニューには、メインメニューの下位レベルの項目を配置することが一般的です。
ナビゲーションの位置を工夫する
ナビゲーションメニューの位置を工夫することで、ユーザーが目的の情報に素早くアクセスできるようになります。一般的には、ヘッダーやフッターに配置することが多いですが、サイトによっては、サイドバーや固定のナビゲーションバーを使用することもあります。
ナビゲーションの説明を追加する
ナビゲーションメニューに項目を追加する場合は、その項目の説明を追加することで、ユーザーがどのような情報を期待できるかを明確にすることができます。また、ホバーアクションやドロップダウンメニューを使用して、詳細な説明を表示することもできます。
コンテンツの易読性の向上
コンテンツの易読性を向上させることで、ユーザーはコンテンツを理解しやすくなります。
フォントや文字の大きさ、行間や文字間隔などを調整することで、読みやすいコンテンツを提供することができます。
コンテンツの易読性を向上するための考え方は下記のようなものがあります。
短い文章と段落を使用する
短い文章と段落を使用することで、読みやすくなります。長い文章や段落は、読み手にとって読みにくく感じることがあるため、適度な長さにすることが重要です。
見出しを使用する
見出しを使用することで、コンテンツの構成を明確にし、読み手が情報を理解しやすくなります。また、見出しに適切なキーワードを使用することで、SEOにも効果的です。
簡潔な表現を使用する
冗長な表現や複雑な言葉を使用すると、読み手にとって理解しにくくなるため、簡潔な表現を使用することが重要です。
読み手に合わせた表現を使用する
コンテンツの対象読み手に合わせた表現を使用することで、読み手がより理解しやすくなります。業界用語や専門用語を使用する場合は、必ず説明をつけるようにしましょう。
リストや箇条書きを使用する
リストや箇条書きを使用することで、情報の整理がしやすくなり、読み手が情報をスムーズに読み進めることができます。
イラストや写真を使用する
イラストや写真を使用することで、読み手にとって理解しやすくなります。また、イラストや写真に適切なファイル名やaltタグを付けることで、SEOにも効果的です。
ページのレイアウトの改善
ページのレイアウトを改善することで、ユーザーは必要な情報を素早く見つけることができます。ページのレイアウトをシンプルにする、目立つ場所に重要な情報を配置する、余白を活用するなどの方法が考えられます。
ページのレイアウトの改善には例えばですが下記のような方法があります。
シンプルで分かりやすい構成にする
ナビゲーションメニューの構成をシンプルで分かりやすくすることが重要です。不要な項目やリンクを削除し、必要な項目に限定することで、ユーザーが迷うことなく目的のページにたどり着けるようになります。
メインメニューとサブメニューを明確にする
ナビゲーションメニューをメインメニューとサブメニューに分け、ユーザーが必要な情報を素早く見つけられるようにします。メインメニューには、サイトの主要なセクションを配置し、サブメニューには、メインメニューの下位レベルの項目を配置することが一般的です。
ナビゲーションの位置を工夫する
ナビゲーションメニューの位置を工夫することで、ユーザーが目的の情報に素早くアクセスできるようになります。一般的には、ヘッダーやフッターに配置することが多いですが、サイトによっては、サイドバーや固定のナビゲーションバーを使用することもあります。
ナビゲーションの説明を追加する
ナビゲーションメニューに項目を追加する場合は、その項目の説明を追加することで、ユーザーがどのような情報を期待できるかを明確にすることができます。また、ホバーアクションやドロップダウンメニューを使用して、詳細な説明を表示することもできます。
タグラインを使用する
タグラインは、サイトの趣旨を簡潔に表現する短い文です。タグラインをナビゲーションメニューに追加することで、ユーザーにサイトの内容や目的を理解してもらいやすくなります。
事業会社のWebサイト運用におけるWebユーザビリティの実態
事業会社において上記のような点までこだわっている部門は少ないと思います。
理由としては既にサイトのフォーマットがある程度レギュレーションとして決まっていることで、レギュレーションを順守することによって誰がWebページを制作しても上記のポイントが最低限は守られていくという仕組みになっているためです。
その上で事業会社のWebディレクターとして必要なことを下記に
1.現状のサイトレギュレーションを見直してその時々に合ったサイトに変えていくこと
ルールを統一するためにレギュレーションを決めていると思いますが、見直しがされないままルールを決めた人間が定年退職するなんてことが少なくありません。常に利用者の視点を忘れずにユーザビリティを改善するために小さなことから課題を発見することが大切です。
2.サイトレギュレーションをしっかりと人に話せるまで理解すること
Web改定の依頼をしてくる部門はWebの専門家ではありません。そのため自分が好きなレイアウトや他社と同様のレイアウトという要望が往々にして発生します。ただしそういった要望はユーザビリティ向上という目的論に立てば正しいものではありません。
レギュレーションの存在理由や価値、このレギュレーションである理由をしっかり理解してこそ事業会社のWebディレクターと言えます。
次回のマケリスではSEO対策の第4回、内部リンクの最適化について解説していこうと思います。