本日のマケリスでは、URLパラメータついて説明していこうと思います。
パラメータはWebマーケティング担当者が広告の効果測定時に活用する重要なポイントです。
Webマーケティングにおけるパラメータの利用
例えばですが、Web広告と実施する際に、1.Yahooのディスプレイ広告、2.Yahooの検索広告(リスティング広告)、3.Googleのディスプレイ広告、4.Googleの検索広告(リスティング広告)を同じランディングページに遷移させるとします。
その際に、それぞれの広告別の流入数がどれくらいなのか、流入施策別の滞在時間・直帰率・離脱率、コンバージョン数(CV)やコンバージョン率(CVR)を確認したい。というマーケティング担当者は多いのではないでしょうか?
結果を基に、次月のマーケティング施策を効果の出たものにシフトしていく際に、それぞれの広告メニューの流入別の効果を判断する。ということが多くあると思います。
URLパラメータとは?
下記のようにパラメータを追加したURLのことを「パラメータ付きURL」と呼びます。
URLパラメータは、下図のようにURLの後ろに「?」(半角のクエスチョンマーク)を挟んで、[パラメータ名]=[パラメータの値]という形で記述します。
【マケリスサイトのTopページへ遷移するためのパラメータ付URL】
https://marketing-reskilling.com/?utm_source=google&utm_medium=mail&utm_campaign=reskiling1
簡単にいえばURLパラメータは、Webアプリに対してURLに特定の形式で引き渡すデータのことです。
検索エンジンやCMS、マーケティングオートメーション(MA)といったWebアプリケーションに対してURLパラメータで値を渡すことで、渡した値に応じた処理をさせることが可能となります。
渡したいパラメータが複数ある場合は、[パラメータ名]=[パラメータの値]のペアを&(半角アンパサンド)で区切って複数指定することも可能です。
アナリティクスや広告効果測定ツールへ広告IDを渡して効果測定
Googleアナリティクスのようなアクセス解析ツールや広告の効果測定ツールなどでURLパラメータが活躍します。
例えば、広告キャンペーンのリンク先URLにパラメータを付加しておくと、Googleアナリティクス側でその広告経由のアクセスやコンバージョンを計測することができます。
例)GAを使ったパラメータの確認方法
確認方法はGoogleアナリティクスの左タブから、集客 < すべてのトラフィック < 参照元 / メディア を見ると確認をすることが出来ます。
またページ別に確認したい場合は、セカンダリディメンション から ページ を選択して対象のURLを記入すると調べることが可能です。
【参考】Googleアナリティクスの主なUTMパラメータ一覧
パラメータ | レポート上の 表示ディメンション | 内容 | 内容例 |
---|---|---|---|
utm_source (必須) | 参照元 | 参照元の検索エンジンやサイト名を識別するために利用します。 | google,yahoo |
utm_medium (必須) | メディア | CPC 広告、バナー、メール ニュースレターなどの分類に利用します。 | email,cpc,banner |
utm_campaign (必須 | キャンペーン | 商品のキャンペーン名、テーマ、プロモーション コードなどを特定するために利用します。 | 任意のキャンペーン名 |
utm_term (任意) | キーワード | 有料検索向けキーワードを特定するために利用します。 | キーワード |
utm_content (任意) | 広告のコンテンツ | 同じ広告内のリンクを区別したり、広告のクリエイティブ別に分類するために利用します。 | toplink,textAなど |
パラメータの作り方
GoogleはGoogle Analytics用のURLパラメータを自動的に生成するリンクビルダーを提供しています。
Google Campaign URL Builderであれば自動的にエンコードしてくれますので、積極的にURL生成ツールを使うようにしましょう。
参考サイト : Google Campaign URL Builder
上記では、WebサイトURL、campaign source、campaign medium、campaign nameを必須で記入するとgenerated URLにパラメータ付URLが生成されます。
以上、マケリス第43回の内容は、URLパラメータについてを紹介しました。
Webマーケティングの効果測定を実施する際にURLパラメータを付与することでより深く分析が出来るように役立ててください。