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マーケティング

#53 BtoBサイトとは

Kammy

大手事業会社のマーケティングコミュニケーション担当 副業でベンチャーのマーケティング支援もしています。

今回のブログではBtoBサイトの定義について解説していこうと思います。

前回のブログではWebサイトをどう改善していけばいいのかについて解説してきました。

BtoBサイトとは、企業間取引(Business to Business)を行う企業が運営するWebサイトのことです。BtoBサイトには企業の情報を掲載したコーポレートサイト、採用科筒同に関する情報を掲載した採用サイト、株主向けIRサイト、商品・サービスのマーケティングや営業への貢献を目的として作られるサービスサイトなど、さまざまな種類があります。

 ただし、実態としてはサービスサイトをBtoBサイトと呼ぶケースが多く、本ガイドブックでも商品・サービスのマーケティングや営業への貢献を目的として作られたサイトをBtoBサイトとして取り扱っています。また、サービスサイトとは別にLP(ランディングページ)と呼ばれるページを作ることもあります。LPは、問い合わせや資料ダウンロードなどのアクションに誘導するために商品・サービスの紹介を1ページほどでまとめたWebページのことです。

 マーケティングや営業への貢献と言っても、その内容は多岐にわたります。企業、商品・サービスの認知獲得や理解促進、リード獲得、リードナーチャリングのためのデータ取得など、貢献度を表す指標は企業やサイトによって異なるでしょう。そして始業が変われば、改善のポイントも変わります。本ガイドブックでは、リード獲得をマーケティングや営業への貢献の指標としています。

 BtoBサイトは、マーケティング活動の基盤です。次の図の通り、ほとんどの見込み顧客が商談に至るまでにBtoBサイトを訪問するからです。したがって、もしもBtoBサイトに問題があった場合は、マーケティング活動全体のパフォーマンスが低下する懸念があります。BtoBサイトに流入したユーザーがすぐに離脱してしまう、ユーザーに自社の強みや特長が伝わっていないなどの問題がある場合は、サイト改善が必要です。

▷見込み顧客がBtoBサイトを訪問するタイミングの例

BtoBサイトに訪れる見込み顧客は『明確層・顕在層』

 BtoBサイトを訪問する見込み顧客は、購買活動全体で見ると、どのようなフェーズにいるのでしょうか?ここではBtoBサイトを訪れる見込み顧客について、詳しく解説していきます。

 見込み顧客は、次の図の通り明確層・顕在層・十顕在層・潜在層の4つに大別できます。

▷BtoBサイトを掘門する見込み顧客の種類

これから悩みを持つ可能性がある潜在層、悩みはあるものの解決策を特定できていない準顕在層が直接BtoBサイトを訪れるケースは多くありません。まだ自社の悩みを解決できる策が描けておらず、導入すべき商品・サービスもわからないため、特定の商品・サービスを想起しないからです。特定の商品・サービスどころか、その商品カテゴリ名さえ描けていないケースも多いでしょう。

 ただし、潜在層や順顕在層が興味を抱くようなコンテンツをWebサイトに用意している場合は、サイトを訪れる可能性があります。例えば、基礎知識を開設したコラムやノウハウをまとめたホワイトペーパーなどのコンテンツです。

一方、特定の商品・サービスを導入することが決定している明確層、自社の悩みを特定し、解決しようとしている顕在層は、情報収集や比較・選定の一環としてBtoBサイトを訪れる可能性が高くなります。

したがって、BtoBサイトは明確層・顕在層とのタッチポイントとして、特に有効だといえます。BtoBサイトで成果を出すためには、つまりリードを獲得するには、明確層・顕在層のニーズに応えるコンテンツを用意することが欠かせないでしょう。

参考出典:株式会社才流 BtoBサイト改善ガイドブック2024 

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