今回のマケリスはリスキリングを実践する10のプロセスの②マインドセット作りについて解説していきます。
前回は個人が実践するリスキリングを行う上で、リスキリングをこれから始めようという皆さんがどのようにして進めていくのか。を10のプロセスの全体観をご紹介した後に①現状評価について解説させて頂きました。
https://marketing-reskilling.com/reskilling07/
今回は第2回として②マインドセット作りについて解説していきます。
プロセス② マインドセット作り
多くの人はリスキリングを取り組む上で、以下のような気持ちを持っているのではないでしょうか?
・デジタルって何か苦手、 覚えなきゃいけないことがたくさん。
・わからないことだらけで不安。
・めんどくさいし知っている人に聞けばいいや
筆者も、28歳のときに語学学習のリスキリングを始めた当初はわからないことがたくさんでした。 しかし実際に実践をして、小さな成功体験を持てると次第に自信がつき、前向きに取り組むようになります。
なにより人に聞くよりも自分でやった方が早く解決できるので時間に余裕が出来ます。
ここではリスキリングを進めていく上でのマインドセット作りのポイントを解説して行きます。
トラブルシューティングをリスティングのきっかけに。
デジタル分野へのリスキリングを始めるにあたっての最大の敵は「思いどおりにならない事態への対処」 だと思います。
例えば パソコンが思うように動かない。 ツールが思うように使えない。 などイライラ した経験はあるかと思います。
でも自分で調べて原因を突き止めて自分で解決できるようになると、ちょっとだけ自信がつくのではないでしょうか?
似たような問題が再度起きても、対処が徐々にできるようになっていきます。
次に自分で解決できないのではと思っている方にいらっしゃるのではないでしょうか?
こういった時に安心していただきたいのは、 ほとんどの場合、必ず同じ問題が過去に起きていて、ネット上に答えが出ているということです。
パソコン上に 表示されているエラーメッセージを。 そのまま検索エンジンで検索をすると、過去に同じ問題にぶつかった人が対処方法などをブログ等にまとめてくれています。
また昨今話題のChatGPTなどに解決方法を聞くのもいいでしょう。
本来こういったトラブルシューティングが面倒で、できれば起きない方が良いに決まっています。 しかし、実はトラブルシューティングは知らないことを学ぶ絶好の機会とも考えられるのです。
トラブルが起きたときに自分はリスキリングをしているんだ。と前向きに捉え直すことが重要です。
スマホの設定は絶好の練習の場
デジタルが苦手な方は知らないボタンを触って元に戻らなかったらどうしようと言う。怖い気持ちだったり、今最低限使えるからそのままにしておこうと目をつぶってしまう感覚でスマホを使っている方も多いのではないでしょうか?
ところが、オークのスマホの設定画面の操作はオンオフラベルと呼ばれるスイッチかプルダウンと呼ばれる選択画面のどちらかなので動かしてみても、簡単に元の状態に戻すことができます。
こういった設定画面の操作に強くなることも、デジタルに対しての慣れや親しみをあげる コツです。
また触っていくうちに新しい便利な機能などを見つけて、スマホが使いやすくなってくると、だんだん知らないボタンを触ってみるとよいことがあるという感覚に変わってきます。
特に職場で新しいクラウド製品などが導入され利用しなければいけなくなった時はすごく緊張するのではないでしょうか。
そういった時こそ前向きに取り組むことで、知識やノウハウが蓄積され周囲のスタッフから 頼れる人になります。
また繰り返しになりますが、私たちが使うデジタルツールは使いかたが全部ネットに出ていますので、怖がる必要はありません。 ただ、いきなり読んでも分からない場合も多いので、その場合は必ず身近で気軽に質問しやすい人を見つけてください。
自分がわからないことは他にもわからない人がいる。
答えは検索したらネット上にある。
こういった意識改革をすると、デジタルに対しての怖い気持ちは徐々に薄れていきます。
まずはネットを調べる。という癖付けが出来るとそれは大きな進歩となります。
怖い面倒くさいから楽しい便利へ
デジタルに対する苦手意識が強い方は怖い面倒くさいという気持ちが明後日しまいますが、デジタルが得意な人は楽しい便利という見方をしているのが大半です。
ぜひデジタルのリスティングに取り組む少しずつ、小さな成功体験を重ねて、デジタルは便利で楽しいものという感覚にたどり着いていただけたらと思います。
会社の新規事業デジタルサービスを立ち上げるとなった際には、消費者の怖い面倒くさいは 大きなビジネスチャンスに化けるのです。
不便なことを解消するサービスができると、みんなそのサービスを使うようになるからです。
マインドセット作りはリスキリングをする上でとても大切なプロセスの一つです。
ぜひこのブログを読んだ方は今日からでも実践できると思いますので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。
以上、実際にリスキリングを実践する10のプロセス②マインドセット作りについて説明しました。
次回のマケリスではリスキリングを実践する10のプロセスと③デジタルリテラシーの向上を具体的に解説していきます。
【出典紹介】
自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング 単行本 – 2022/9/30
【内容紹介】
本書は、現在注目されている「リスキリング」がわかる&実践できる本。これからリスキリングを実践しようとしている人だけでなく、リスキリングという言葉の意味やこれからのビジネストレンドを知りたい人、ならびにリスキリングを自社に導入したいと考えている企業担当者にも役立つ一冊です。