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リスキリング

#25 リスキリングを実践する10のプロセス ③デジタルリテラシーの向上

Kammy

大手事業会社のマーケティングコミュニケーション担当 副業でベンチャーのマーケティング支援もしています。

デジタルリテラシー

今回のマケリスはリスキリングを実践する10のプロセスの③デジタルリテラシーの向上について解説していきます。

前回は個人が実践するリスキリングを行う上で、リスキリングをこれから始めようという皆さんがどのようにして進めていくのか。
を10のプロセスの全体観をご紹介した後に②マインドセット作りについて解説させて頂きました。

#24 リスキリングを実践する10のプロセス ②マインドセット作り

https://marketing-reskilling.com/reskilling08/

今回は第3回として③デジタルリテラシーの向上について解説していきます。

プロセス③ デジタルリテラシーの向上

自分の現状評価を行ないリスキリングに 向き合うマインドセットを整えたら、
次に行うのはデジタル分野へのキャリアチェンジに向けて、デジタルリテラシーを高めることです。

リスキリングを行う場合、最低限最初に必要になることは、デジタル技術を使って何ができるのかを理解することです。

リテラシーとは読み書きの能力、知識 という意味ですので、デジタルリテラシーとはデジタル分野の知識を身につけ、デジタル技術を使いこなすことができることを指しています。

例えば今、世界中で注目されているデジタル技術AI、Web3、ブロックチェーン、RPA、IoT ロボティクス、VR AR、メタバース等について、 まず広く浅く基本的なレベルでデジタル分野の知識を理解することで、デジタルリテラシーを高めることができます。

デジタルに対する理解が深まると、「自分の強み×デジタル」で何ができるのかという、アイディアがより具体的に考えられるようになるのです。

今日はこのデジタルリテラシーの向上に必要なポイントを解説して行きます。

デジタル分野の専門用語に慣れること

リスキリングを進めるにあたって挫折する一つの要因になるのが難解な専門用語です。

リスキリングを介して知らない専門用語に囲まれる毎日はとてもストレスになりますが
どのように取り組むとよいか、最初からある程度予想ができていると心構えも変わります。

この情報収集の段階で、は一つの専門用語を完全に理解しようとせず「見たことがある」「なんとなく意味がわかる」 という程度でどういう用語があるのかをざっと把握するのが良いと思います。

なぜこの段階での情報収集で 専門用語深く理解しなくてもよいかというと、リスティングの最初の段階ではデジタルに対する大きな理解を得ることや、将来目指す新しい職業についてのイメージを持つことが大切なので、そのための情報収集ができれば十分だからです。

もし知らない専門用語にであった場合、 自分がリスキリングをしているから知らない単語と出会ったんだ。ラッキー。くらい前向きに捉えることができるとリスキリングはどんどん進んでいくでしょう。

社名、サービス名、製品名を理解する

次に重要なのが、デジタル分野で一般的な社名やサービス名、製品名を理解することです。 マイクロソフトやGoogleといった社名はご存知の方が多いと思いますがその製品名やサービス名を会議で初めて耳にすると 何の話をしているんだろうとなるのではないでしょうか。

わからない単語が会議で出てくると「どんな意味だろう?」 頭の中がいっぱいになってしまって 会議の続きを聞き落としたり 会議についていけなくなったりしてしまいます。 分からない専門用語に会議で遭遇したら、 その場で質問をする、メモを取って、後で文脈から類推して検索するなどが対処法です。

私がお勧めするのは、その場で質問をすることです。

この狙いとしては自分が分かっていないことは、多くのメンバーがわかっていない可能性があるためです。
その場合、言葉の定義が曖昧で メンバー間に認識のズレが生じてしまいます。
また専門用語の発言者も正しく専門用語を理解していない可能性がありますので、再確認する意味でも必要な過程と考えます。

また後で確認するのではなく、その場でインターネットを使って調べることも重要です。

マインドセットの話でお話しましたが、すぐに検索する習慣をつけることが デジタルのリスキリングにおける重要なポイントです。
これをデジタルリテラシーの向上にも活用することでより相乗効果が期待できます。
そして何より会議内容を正しく把握し、 会議に乗り遅れることなく。仕事を進めることができます。

KPIを理解できるようになる

次にデジタル分野 で使われる成果指標KPIについて説明します。

KPIとはKey Performance Indicatorの略で、重要業績評価指標と訳されます。

例えば、従来の営業分野では訪問件数や受注件数、開発件数などがKPIとして利用されてきましたが、デジタルマーケティングの分野ではとにかくアルファベット三文字のKPIが会議でたくさん出てきます。

代表的なものを列挙します。

CVR

コンバージョンレート(CVR)とは、Webサイト訪問者のうち、購入や問い合わせなどそのWebサイトの最終成果に至った件数(CV)の割合(%)のことである。 最終成果はWebサイトの目的により異なるが、ECサイトの場合は実際に商品購入に至った割合を指す。

出典:マクロミル コンバージョンレート(CVRとは)

CPA

CPA とはCost per AcquisitionまたはCost Per Actionの略で、「顧客獲得単価」の意味。顧客・成果を獲得するために、1人あたりにかかった費用を指し、「コスト÷コンバージョン数」で算出できる。広告キャンペーンの費用対効果を見極めるKPIとして、「資料請求」「セミナー参加」「ECの新規顧客獲得」など、さまざまなケースでCPAが用いられている


出典:インプレスビジネスメディア CPAとは 

MAU
Monthly Active Usersの略。 Webサイトやアプリ、各種オンラインサービスで、特定の月に1回以上利用や活動があったユーザーの数。 ユーザーの利用実態を把握するために使われる指標。 同様に特定の日の利用実態を把握する指標としてDAU(Daily Active Users)がある。

出典:株式会社インテージ MAUとは

以上は一例で、 専門用語の中でも

システムに関する用語

社名やサービス名、製品名に関する用語

デジタル分野で使われるKPI関する用語

プロダクトの開発で使われる用語

などカテゴリ毎にたくさんの専門用語が出てきますが、
最初のうちは、この単語はシステムの用語だな。この単語はKPIだなと。分類できると徐々に理解が深まります。

以上、実際にリスキリングを実践する10のプロセス③デジタルリテラシーの向上について説明しました。

次回のマケリスではリスキリングを実践する10のプロセスと④キャリアプランニングを具体的に解説していきます。

リスキリング出典

【出典紹介】

自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング 単行本 – 2022/9/30

【内容紹介】
本書は、現在注目されている「リスキリング」がわかる&実践できる本。これからリスキリングを実践しようとしている人だけでなく、リスキリングという言葉の意味やこれからのビジネストレンドを知りたい人、ならびにリスキリングを自社に導入したいと考えている企業担当者にも役立つ一冊です。

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