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リスキリング

#26 リスキリングを実践する10のプロセス ④キャリアプランニング

Kammy

大手事業会社のマーケティングコミュニケーション担当 副業でベンチャーのマーケティング支援もしています。

キャリアプランニング

今回のマケリスはリスキリングを実践する10のプロセスの④キャリアプランニングについて解説していきます。

前回は個人が実践するリスキリングを行う上で、リスキリングをこれから始めようという皆さんがどのようにして進めていくのか。という点に対してプロセス③のデジタルリテラシーの向上について解説させて頂きました。

#25 リスキリングを実践する10のプロセス ③デジタルリテラシーの向上

https://marketing-reskilling.com/reskilling09/

今回は第4回として④キャリアプランニングについて解説していきます。

プロセス④キャリアプランニング

次にリスキリングを進めていった後に、
どんな新しい仕事に就くことができるのかについてイメージを持つ作業をします。


その時に大切なポイントをいくつか解説していき、
どのようにキャリアプランニングをすることが出来るのかについて理解を深めて頂ければと思います。

新しい職業の理解

リスキリングを開始してデジタル分野の情報収集を始めると、自分が聴いたことのない部門、職種や役職の名前を目にするようになります。いくつか例を挙げて説明していきます。

例1)デジタルトランスフォーメーションマネージャー

デジタルトランスフォーメーションマネージャーは、企業のデジタル化を推進する役職です。新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がデジタル化を進めるようになり、需要が増加しています。デジタルトランスフォーメーションマネージャーは、ビジネスプロセスの最適化やITシステムの構築・運用に関する知識が必要です。

例2)ビッグデータエンジニア

ビッグデータエンジニアは、ビッグデータを収集・処理・分析するシステムを構築する職種です。新型コロナウイルスの影響で、オンライン上でのビジネスが増加したことで、需要が増加しています。ビッグデータエンジニアは、データ処理や分析技術、プログラミングのスキルが必要です。

例3)デジタルヘルスカウンセラー

デジタルヘルスカウンセラーは、テレヘルスやデジタルヘルスケアなど、デジタル技術を活用して医療を提供する職種です。新型コロナウイルスの影響で、テレヘルスの需要が増加したことで、需要が拡大しています。デジタルヘルスカウンセラーは、医療知識やコミュニケーションスキル、デジタル技術の知識が必要です。

こうした新しく生まれてくる職業を少しずつ理解して行きながら、 自分はこれから。 リスティングを行った後、どのようなキャリアパスを描きたいかということを考え始めましょう。

まだ本格的なリスキリングを開始する前の段階ですので、決定する必要がありません。自分の気持ちが前向きになるキャリアパスを検討できるかと良いかと思います。

その際に考慮すべきポイントは以下の三つです。

現在の職務や過去の経験から、自分が持っているスキルを活かす方向性。
現在持っているスキル×デジタルで何ができるのかを掛け算で考える。
スキルの隣接性を活かす

いうまでもなく、明確に自分のやりたいことが、ある人はそれを愚直に目指していただくのが一番ですが、スキルの方向性や何をやったらいいかが分からない方は、本格的にリスリングに取り組む前に、この段階でよく自分のキャリアの方向性を考えてみてください。

キャリアの方向性を考えるポイント

実際どんなキャリアがあるのかわからない。という人もいると思います。

その場合は、自分の身の周りではやっているサービスを使ってビジネスをしている人を想像するとイメージが掴みやすいかと思います。また以下に具体的な方法を記入しましたので自分の出来そうな範囲から取り組んでみるものいいと思います。

自分が興味を持っていることをリサーチする

自分自身が興味を持っていることについて調べることで、それに関連するキャリアが見つかるかもしれません。インターネットや書籍、ビデオなどを活用して、自分自身が興味を持っていることについて情報収集を行いましょう。

専門家や業界人に相談する

自分が興味を持っている分野に関する専門家や業界人に相談することで、どのようなキャリアがあるかや、どのようなスキルが必要なのかを知ることができます。また、自分自身が持っているスキルをどのように活かせるのかをアドバイスしてもらうこともできます。

キャリアアセスメントを受ける

キャリアアセスメントとは、自分自身の興味や能力、価値観などを分析し、自分自身に合ったキャリアを見つけるための診断テストです。キャリアアセスメントを受けることで、自分自身がどのようなキャリアに向いているのかを知ることができます。具体的なサービス名と合わせてご紹介します。

キャリアバリュー診断

自分自身の価値観を分析し、自分に合ったキャリアの選択肢を提供する診断テストです。キャリアバリュー診断を提供している企業としては、デロイトトーマツキャリア、パーソルキャリア、マイナビなどがあります。

マッチング型キャリア診断

自分自身の興味や能力、職場でのタイプなどを分析し、自分に合ったキャリアの選択肢を提供する診断テストです。マッチング型キャリア診断を提供している企業としては、リクルートキャリア、マーズ・ジャパン、アクサ生命保険などがあります。

職業診断

自分自身の興味や能力、性格などを分析し、自分に合った職業の選択肢を提供する診断テストです。職業診断を提供している企業としては、日本能率協会マネジメントセンター、中途採用のための転職支援サイトリクルートエージェント、GMOペパボなどがあります。

インターンシップやボランティア活動を経験する

自分自身が興味を持っている分野のインターンシップやボランティア活動に参加することで、その分野の現場を体験することができます。実際に仕事をしてみることで、自分自身がその分野に向いているのかどうかを知ることができます。

ゆるく長期的な計画を描いてみる

このように自分の強みを活かして、デジタル分野のスキルを身につけるイメージがついてきたら、少しずつ自分の将来目指すキャリアパスの方向性をいくつか考え、新しい職業に就くために必要なリスキリングのプロセスを調べてみましょう。

特にどれくらいの準備時間が必要かざっくりと予測がつくとベストです。オンライン学習講座の実施期間を把握し、初級編から上級編まですべて受講するためには、何ヶ月かかるかと目安になるものを見つけてください。

所属している会社にリスリングを行う環境がある場合は上司と相談して、例えば業務時間の20%をリスキリングに3ヶ月間当てるなどを実行できるとよいのですが、日本ではまだまだ業務としてリスキリングができるよう制度化や運用を行う企業が少ないので、帰宅後や週末などを 利用する必要があるかもしれません。

その場合は少し長い時間を設定するようにしましょう。

事業会社のキャリアプランニング実態

実際、筆者で働いている会社でも会社を超えた越境副業やオンライン受講サービスなどが制度として開始され従業員のリスキリングやスキルアップに最適な環境に変わりつつあります。

ただし事業会社としては出来るだけ事業会社の自部門で人材を成長させたい。という思惑もあるため越境によるスキル習得などが難しい環境にあるのも事実です。

そういった際は自らアンテナを高く張り、大きなプロジェクトに手を挙げたり社内公募の越境プログラムに参加するなど自ら行動を起こすことでまたとないリスキリングの機会に繋がると思います。

特にリスキリングだけでなく新しい環境で作った人脈が後々に生きてきます。
最初は手間かもしれませんが、行動を起こすことによるメリットは後からあなたを生かすことに繋がります。
何事も前向きに取り組むことが大切です。

これまでの記事をご覧になっていかがだったでしょうか。
ぜひ自分に合ったキャリアプランニングの方法を見つけて、次のステップとするとリスキリングのモチベーションにもつなげてください。

以上、実際にリスキリングを実践する10のプロセス④キャリアプランニングについて説明しました。

次回のマケリスではリスキリングを実践する10のプロセスと④キャリアプランニングを具体的に解説していきます。

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